Over the Hills and Far Away: 秋のMKT(摩周屈斜路トレイル) 1日め

2022/10/30

秋のMKT(摩周屈斜路トレイル) 1日め


2022/10/23(日)~2022/10/24(月) 一泊二日で摩周屈斜路トレイル MKTを歩いてきた。

その記録です。

📓事前計画


1日目 2022年10月22日(日)

美留和駅

8時21分

電車が6分ほど遅れたのでスタートは若干ずれたが問題はない。
美留和駅で写真撮影を終え歩き出す。

ここが北根室ランチウェイウェイのエンドポイントだったようだ。なくなってしまって寂しい思いが込み上げる。歩いてみたかった。


国道に一度出て、また線路方面に戻り、摩周湖の伏流水が沸くポイントを経由する。本格的にあるき出す前にそこで水分を補給できることに感謝。さぁ、スタートだ。ここは、パークゴルフ場になっていて、広々としていてトイレもありそうだった。


摩周湖第一展望台ではなく美留和駅ををスタートに選んだ理由

摩周第一展望台への道はスキップした理由としては、タクシー代が3000~4000円かかり、バスで行くにも 10時が出発時間で時間がかかるためである。

そういえば、北根室ランチウェイを歩いた人もここから歩きだすようだ。TRAILSのレポートもそうだった気がする。


石山林道

8時44分

石山林道への道に入る。

建設途中の大きなグリーンの厩舎が左手に、右手には多分堆肥と思われる山にブルーシートにかかっておいてある結構臭い。カラスや小鳥の鳴き声がする。シジュウカラのような白黒の小さい鳥も見かけることができた。石山林道でやっとアスファルトの道から逃れることができた。砂利道のダブルトラックである。


気温は12°cぐらい、風が冷たく風速は2-3 Mだろうか。

止まっていると寒いが歩いている頃にはちょうどいい。


ウェアー・装備について

  • ベースレイヤー: mont-bellのメリノウールMW上下

  • ボトムス: ノースフェイスのバーブパンツ

  • トップス: アークテリクスの化繊シャツ、ベータジャケット

  • ヘッドウェア: アイヌ文様の手ぬぐい or Patagoniaのビーニー

  • テント場&防寒: mont-bellのインナーダウン上下

  • ザック: OSPREY イーサー AG 70L (2.3KG)

ベータジャケットのベンチレーションは軽く開けてちょうどいいぐらいだ。頭は ビーニーをかぶっていたが歩くと暑いので脱いで、カムイコタンで買った大きめのバンダナを巻くことにした。これでアイヌ柄のマスクを付けるとだいぶかぶれ野郎に見えるな。

ザックがいつものトレイルバム バマーでないのは、旅行が終わったらOSPREY→バマーに替えてOSPREYを送り返そうと思っていたが、お土産等を入れたダンボールに入らなかったため、送料がさらに増えるのを嫌がってしぶしぶ選択。荷物はそんなにないのにザックだけで2.3kgもあるのはしんどい。ハイキング中はろくに写真を取らないのに1kg以上ある一眼レフカメラも入っている…

景色がが開けたので写真や動画を撮りながら歩いていると、急に警報音が左から聞こえてびっくりした。害獣除けの機械なんだろう、まさか人間に鳴る事は想定していないと思う。「ガウガウ」と猛獣?が吠えるような音であった。面白かったのでそれを動画を撮影するために戻ってまた通ったら今度は「キュインキュイン」のようなありふれた警報音に変わってしまった。何種類パターンがあるんだろう。


83人めのハイカー

摩周屈斜路トレイルのカウンターとハイカーズノートに記入。83番目だった。

記入をしていたらアカゲラが2羽近くの木に来ていていちゃいちゃしていた。可愛らしい鳴き声だった。

石山林道を歩いて4-5kmのところで車道に出る。林道出口にバンが止まっていた、何をする人なんだろう。

ちょっと腹が空いてきた。
朝5時半に食べたのであれから4時間経つ、早いものだ。車道は、両サイドに針葉樹が並んでいる綺麗な道である。線路が見えてきた。

現在時刻は9時41分。


国道391号線

10時5分
小休憩&補給食アーモンドパンの食事を終え、国道391号を北に向かって歩き、硫黄山を目指す。

391号は、北海道釧路市から川上郡弟子屈町を経由して、網走市に至る道のようだ。交通量がけっこうあり、うるさい。雰囲気がない。残念だがこれも ロングトレイル。

遠くに人が見える。車文化のこんなところに人?しかもけっこういるぞ。

左手に「湯沼林道」があった、第二硫黄山やキンムトー(湯沼)を通り、屈斜路湖に抜ける道のようだ。



牧場地帯、てしかがトレイルクラブ

11時16分

川湯駅北東の踏切を通り線路をまたぐ。工場地帯を抜ける町に入るのかな。

国道からここまでの道でNPO法人 てしかがトレイルクラブの方がと会った。国道の先の方に見えていたのこの人たちの塊だった。人なんか誰も歩いていないと思っていたので驚きだ。

 地元の人に存在を知ってもらうためにセクションハイクしているとのこと。ゴミ拾いも兼ねているようで ゴミ袋がパンパンに膨れていて、ちょっと複雑な気持ちになった。国道も通るからドライバーが捨てるのかもしれない。

「今日はどこに泊まるんですか?」と聞かれて、「砂湯です」と答えたら、「ですよねー、キャンプしたいからみなさん川湯を越えてそっちまで行くんですよねー!」と言っていた。まさにその通りである。川湯にキャンプ場があると、温泉街も観光できてちょうどよい。ハイカーズノートにもそんな声が書いてあったな。


牧場からは硫黄山と帽子山が見えて、とても綺麗だった。斜路湖の西側の方は曇っているのでちょっと写り映えはしないが。サングラスをしているとだいぶ黒く見えるが暗く見えるが、外す思った以上に明るかった。良かった。


線路を渡って左にすぐ曲がり、川湯駅方面に向かう。

線路では撮り鉄と思われる人のカメラとマイクが設置されていた。トレイルクラブの人の物だったら本格的すぎてちょっと驚きだ。


つつじが原自然探勝路を通り硫黄山へ

12時24分

川湯温泉街と硫黄山をつなぐ散策路である、つつじが原自然探勝路を歩いている。
硫黄山から川湯エコミュージアムまで全長2.6 km。足場は平坦で安全である。

川湯駅ではトイレに寄っただけだった。

メモ)
ハイマツとホシガラスハイマツの実を食べるホシガラスは全国的に標高1500 M 以上に生息することが多いが、つつじが原のハイマツは標高150 Mととても低い場所に生育しそこを住処とするホシガラスもまた日本で最も標高の低い冬でも活動圏としている。 



硫黄山は、アイヌ語で「裸の山」アトヌサプリと呼ばれている。周りの紅葉が山が暖かいせいか、とても 色付いていて綺麗だ。赤オレンジ黄色の紅葉が見られる。


硫黄山レストハウスで 温泉卵を食べようと思ったが、まだまだ後の工程が長いのでやめた。歩いている途中で、セイコマートで買ったアーモンドパンやかぼちゃパンで買ったものを食べようと思う。北海道旅行の早い段階で買ったものなのでもう当然賞味期限が切れている。

北海道に来てもう9日目か。


雲行きがあやしくなってきた

12時50分

ベンチで休憩をとり昼飯を食べて再出発。

雲行きがあやしくなってきた。予報では18時から雨だけど、それよりも早く来るかもしれない。少しだけポツリと降ってきた。気温も下がっている。

明日は尾札部川(オサッペガワ)でテンカラをしたい!! 今日は犠牲にしていいから、明日の天気よ良くなってくれ。砂湯キャンプ場から尾札部川のポイントあたりまでは14キロぐらいで約3時間ぐらいの行程。朝5時半に準備して食事をし出発すれば 9時ぐらいには着けるだろう。


最後のセイコマート

セイコーマートで明日の昼飯とテンカラが長引いて腹が減ったときのための食料、あと大事な今夜の晩酌を買う。コース・メニューは、サッポロクラシック、柿ピー北海道チーズ味、ジャガビーである。 

地域支援クーポンを1000円持っていたので使えばよかったと大変後悔している。ここが最後の使えるポイントだった。


悪魔のクッシー街道

その後、屈斜路摩周湖畔線(クッシー街道)に入った。ここから5 kmちょっと、1時間以上もアスファルトの道が続く。10分ぐらい歩いただけでかなり飽きてきた。両サイドの木々の紅葉はきれいなんだけど、素直に楽しめない。

雨が降ってきたので それも心配だ。仁伏半島を歩きたい気持ちもあるが、雨が降っていて落ち葉で足元が濡れているので非防水の靴が濡れるのが懸念される。やめておくか。疲れているのもあるけど。

今回の旅はアスファルト歩きが多いので、アルトラ ローンピークがすり減るのはモッタイナイので、ソールの凸凹がすり減り現役を退いたSalomon XA PRO 3Dを履いてきた。北海道寒いし、長期の旅だと天候も変わってくるから防水の靴のほうが良かったなと反省。旅行前の天気予報は全部晴れだったけど、そりゃ一週間以上もいれば変わるよな。



RECAMP砂湯キャンプ場

15時、RECAMP砂湯キャンプ場に到着

遠目に見た管理小屋が閉まっていたので心配になる。近寄ってみると、看板が下がっており 「他施設の応援のため16時まで不在にします急ぎの方は電話を下さい」と携帯の番号があったの。休業じゃなくて安心。事前に調べているけど、不安になるわ。


電話して予約した。あとで伺うので設営しておいてOK とのことだったため、一番静かそうな南側はじっこをチョイス。ただキャンプ客は自分一人なのでどこを選んでも静かである。

炊事場とトイレは常時あかりが点灯しているので、そのあたりを避けたいという目的もある。 料金は一人1500円、ゴミ袋は200円と有料だった。ゴミは少ないので持ち帰りますと言ったら一枚くれた。MKTハイカーさんは歩きだから大変でしょうと言ってくれた。優しい管理人さんだ。

16時で売店とレストランが閉まってしまったので北海道応援クーポンを使う回を完全に逸した。その為、管理人さんにクーポンをあげた。セイコーマートでも使えるので役立ててくれるだろう。車ならすぐだ。捨てるよりはマシである。MKTのステッカーを 500円で購入、クーポンのお礼としてRECAMPのステッカーをくれた。


設営


finetrack ツェルト2ロングを久しぶりに設営した。ゴールデンウィークに五光牧場キャンプ場で他所様のガキンチョに破壊されて依頼だ。

いつものトレッキングポールではなくアルミの三節棍でやったせいか、入り口部分が斜めになってしまった。 四隅を打った時に片辺だけゴムとブルーの輪っかをそれぞれ使ってしまったせいでちょっとバランスが悪く仕上がっている。また、片方だけ角度をつけて 入り口を持ち上げたので、さらに不格好になった。直したいけど、めんどくさい。強い雨は降らないだろうし、風もそんなに強くないと思うのでそのままに・・・


夕飯と晩酌

夕飯はオニシのアルファ米五目御飯、味噌汁しじみ、九州のドライ野菜を食べた。ウルトラライトなキャンプめしというツイートした。

その前に設営後湖畔岸で早めの晩酌をした。タイムラプスで夕日を狙ってみたが、またもやあいにくの曇り空で太陽が沈むところは一切撮れていない 。またもやというのは、北海道旅行中、星空運・夕日運が悪くて数度しか見れてないのだ。世界三大夕日の釧路の夕日も曇っていて駄目だったな。


20時時点で気温は5°cくらい と思われる。マイナス5°cぐらいまでは想定していたので、問題なく眠れそうだ。でもウルトラビビィを省略したので実際に-5度だったら上半身は寒くて無理だったかもしれない。 


明日テンカラを やりたかったのだが、このままずっと雨のようなので諦めると思う。なまじ電波が入って天気予報が見れると何度も見てしまって良くない。テンカラができないととても悔しい。オショロコマを釣り上げたかった。


そもそもレインパンツも省略したのでホテルまで15 km 約3時間を歩くのもびしょ濡れになりそうだ…

幸い前半のふつう旅行で用意していたモンベルのカーボン折りたたみ傘があるのでそれで凌ごうと思う。靴はどちらにしろびしょ濡れになるんだろうな。

眠気はないがもう寝ようと思う。明日は早く起きても雨遅く起きても駄目なので、暖かくなったら動きだそうかと思う。

右膝の皿の上が少しだけ痛むので、念のためモーラステープを貼って寝る。


このトレイルコースは、アスファルトが多い。



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