Over the Hills and Far Away: 2011年マレーシア旅行記 前編

2012/02/14

2011年マレーシア旅行記 前編

2011年9月のシルバーウィークを利用して行ったマレーシア ボルネオ島のことを今更ながら書き記そうと思う。もう半年位前のことだが。

 地元の男5人で計画していた海外旅行だが、仕事が入ったり、突然転勤になったりで
最終的には2人になったが決行した。

9/18-9/23の4泊6日の日程で、予約したのは航空券だけ。
 9/18 成田発13:30 → インチョン経由 → コタキナバル着23:05
 9/23 コタキナバル発 → インチョン経由 → 成田着11:10
航空券だけ持って海外に行くのは今回が初めて。
初日は深夜現地に着くので日本で事前にTripAdvisorで立地と口コミを見て予約しておいた。決済はPaypal。便利な世の中になったものです。

9/18(1日目 ) 
思えば、スタートからてんやわんやだった。
計画してるいつの頃からか羽田発だと思い込んでて、友達と集合してから成田だったことに気づいて朝からバタバタ…もしかしたらマレーシア行けないんじゃないかと冷汗かいた。上野着いて、京成スカイライナーの券買って、「なんだ、時間あるじゃん」と喫茶店でまったりコーヒー飲んで、ふと気付いたら発車時刻の5分前でダッシュで駆け込み乗車したり先が思いやられる出だしだった。
フライトの5分前になんとか搭乗ゲートに着いて出発することができた。

 イェイ

深夜の飛行機はカオスだということを知った。
マレーシアのハーブを守ろう会みたいなのがどんちゃん騒ぎを繰り広げてて五月蠅いったらありゃしない。消灯されたら3席使って横になって寝だした。この技は真似させていただいたw 客が少なければ何でも有りの様だ、1つ学んだ。

 コタキナバル空港
 コタキナバルに着いたら予約してるホテルで寝るだけ、と安心しきっていたがいざ
着いたら現地通貨を持ってないことで四苦八苦した。成田じゃ両替してる暇なかったし深夜でコタキナバルの両替所は閉まってる…

タクシー券?を売ってる場所で両替できると聞いたのでそこで試みた。
店のおばちゃん:英語できる、算数できない
こちら:英語あまりできない、算数できる
交渉が全くまとまらない…ムチャクチャな為替レートを出してきて、それはおかしいと円→ドル→マレーシアリンギットと紙とペンを駆使して説明したけど納得してもらえず結局おばちゃんの説得は諦めた。1時間近く無駄にした気がする。

最終的には、タクシーの運ちゃんを「ホテル着いたらリンギットで払う」と騙くらかしたw
初めて外国人を騙しちまっぜ…ホテルのフロントのおばちゃんに立て替えてもらって、翌日に何百円をクレジットで決済した。ありがとう。


結局寝たのは2時過ぎ、翌日は早朝から現地ツアーを申し込んでるので3時間も寝れない。ヘヴィだ…


9/19(2日目)

申し込んだ現地ツアーは下記の内容
9/19 05:15am ホテルロビー集合
空港へ送迎
コタキナバル06:45---ミリ07:40/09:30--ムル10:00
到着後、現地ガイドがお出迎え
ロイヤルムルリゾートへ送迎
チェックイン後、昼食
午後、車でグヌンムル国立公園へ
徒歩で洞窟見学へ出発。
途中キャノピーウォークを体験しながら、ラング洞窟、ディア洞窟見学へ出発
夕刻は、連帯を成して飛び立つモウモリを見学(天候によります)
【ロイヤルムルリゾート泊】 食事/昼・夕

9/20 朝食後、チェックアウト
荷物をフロントに預けて、ロングボートに乗り洞窟見学へ出発
途中、地元住人の居住区に立ち寄ります。
ハンドメイドの民芸品などが購入出来ます
ウィンド洞窟、クリアウォーター洞窟を見学後、空港へ
*荷物を載せた送迎車と合流します
空路、コタキナバルへ ムル13:45---コタキナバル14:35
到着後、ホテルへ送迎
食事/朝


ボルネオ島のメインイベントと決めていたグルンムル国立公園へ!
ここのジャングルを堪能するのがこの旅の主な目的です。


国内線に乗って、ミリ空港を経由してミリ空港へ飛ぶ。

より大きな地図で マレーシア旅行(2011.9.18-9.23) を表示

 
が、朝早すぎて空港のATMも使えず朝飯が食えていない。
ひもじい…
そんな思いをしながら乗った飛行機の機内食でマドレーヌが出たのでよく噛んで食べた。
着いたミリ空港でも両替するすべはなく、腹を空かせてウロウロ。
そんな矢先目に入ったのは女だらけの日本人旅行客!恥を忍んで、両替をしてもらった。ありがとう、助かりました。


 ハイナンチキンライス 15.5RM
チリソースが絶妙な甘辛さで美味かった。空腹は究極のスパイスということは置いといても。

飛行機からは曲がりくねった茶色の川が見えた。これを見て異国に来なんだなと実感した。こんなの日本じゃ見られない。

そして、ムル空港に到着。
原っぱですか?いいえ、滑走路です。
通常、 滑走路は何十メートルもの厚さのコンクリートが埋まってるらしいが大丈夫なんだろうか。プロペラ機しか発着しないから平気なのかな?
このムルという場所ジャングルに囲まれていて空路じゃないと来ることは出来なそうな印象。川伝いにも来れそうだけどどうなんでしょう。 手付かずの土地、ワクワクします。

荷物は手渡しだったw アナログな感じで落ち着く。


時代遅れのオンボロに♪って感じでこんな道を進みます。


道は、空港-ロイヤルムルリゾート-国立公園を結ぶ道しか存在しない様子。
民家も数件しか見かけなかった。


ロイヤルムルリゾート

左の彼がそうとうこき使われてるんじゃないかって心配になるぐらい目のクマが凄かった。ボスに「電力が足りん、自転車回して発電して来い!」なんて言われて睡眠が少ないのに「客が来たからコレ来てエントランス立っとけ!」と命令されてしぶしぶ立ってるような様子。



ボルネオの伝統家屋ロングハウスをイメージした高床式の客室で良い雰囲気です。
部屋も空調完備、テレビもついてる。ジャングルに似つかわしくないほど快適です。
これもクマの大きい彼のお陰。
プールもあるから熱帯の自然を感じながらのんびり過ごすことも楽しそうだ。
また、自転車や四輪のバイクなどもあって一風変わったアクティビティもできそうだった。


ムルに来て初めて見た動物は、、


犬!
普通だw こんなところでもいるんだなぁ。


次に見た動物は猫!
そして、猫!

この猫は人懐っこくて可愛かった。
しかし、ジャングルらしからぬお馴染みの動物しか見かけません。まぁホテルだから
仕方が無いさ、国立公園行ったらクチバシのバカでかい鳥も見えるさなんて思ってました。


ランチもジャングルには全く関係のないリブステーキとグラタンでございました。
ここでギネスビールのピッチャーを勢い余って頼んでしまった。1人あたりグラス5杯ぐらい飲むことになりけっこう酔っ払ったw
午後の国立公園が思いやられることに…


いざ、国立公園へ。
ホテルから車で10分ぐらいだった。

ガイドに連れられこんな道を歩く。目的地まで3kmもあるらしい…
歩く場所は、尾瀬の歩道のように整備されてるけど、横は樹木で生い茂ってる。
見渡す限り・木・ 木。密林です、ジャングルです。
姿は見えないけど、鳥の声や虫の羽音が聞こえる。頭上は樹で覆われてるのでそんなに暑くはない。虫がブンブン飛んでるのを想像したけど全く見かけない。


ジャングルで見かけた生き物シリーズ

カナヘビ?
背中が顔模様の虫

ナナフシ


ムカデ
毒々しい見た目だけど無毒。ガイドに持ってみなよと勧められたけど、触ることさえできませんでした…安全だとわかってても体が拒否するほどの気持ち悪さ。




そして、木と木の間を通してある橋をあるくというキャノピーウォークを体験

これが地上500mぐらいの高さにあってけっこう怖い。歩くの1人ずつしてくれって言われて耐久性に不安がありそうな感じ。現地の人が作ってるからけっこういい加減そうだしw
橋を2,3つ渡ったら終わりなのかと思ったら、数えるのが面倒くさくなるほどの数を渡った。揺れる橋が手伝って昼のビールの酔いも回って、最後の方は1つ渡るごとにしゃがんで休んでたw 20分ぐらいはやってたんじゃないかと思う。ヘヴィだぜ。
地上に降りてまたしばらく歩いてディアケイブという洞窟に到着。
この頃には雲行きが非常に怪しくなってきてて遠くで雷の音がしていた。


高さ120m幅175mに渡る大きな洞口を広げていてジャンボジェット機が丸々入るらしい。

ここで何百万匹のコウモリが夕方頃餌を求めて一斉に飛び立つドラゴンフライという光景が見れる予定。天気が悪いと見れないことがあるようなので心配。日頃良い行いしてるけど、連れの素行が心配。

いざ中に入ると何百万匹とコウモリが住んでるだけあって臭い。鼻を摘みたくなるぐらい臭い。なんでこんな場所に来てるんだ?と疑問に思うぐらいアンモニア臭がする。


天井を見上げると黒い巨大な模様みたいのが見える場所があって、それがコウモリの群れだった。実際見てみるとそうとうな数ですよコレ。

そして足元をライトで照らすと 、、

これ全部コウモリの糞です。
えんがちょー、そりゃ臭いわけですよ。歩道はキレイだけど、ちょっと横を見るとこれが何メートルも積み重なってる。おぞましい。
歩いてる間にも頭上から降ってきてるんじゃないかと考えたけど、忘れる事にした。


 リンカーンの横顔
定番の撮影スポットらしいが、なんでリンカーンなんだかは不明。
ディラン・マッケイの横面って言っても分からん。あ、ヒゲがポイントなのかな。
これがディアケイブだったかは記憶が定かじゃない。隣のラングスケイブだったかもしれない。




見て伝わるようにコンデジを駆使して撮ったつもりだけど、やっぱり写真じゃ伝わらない。一眼持って行きたかったけど、ガイドに洞窟から水が垂れてくるから危険だよって言われてビビってやめたけど、全く水なんか垂れてこなかったw

洞窟の冷たい空気、くさい臭い、微かな風、コウモリの鳴き声、反響する音、これらが無いと全然伝わらない。
現地を歩いて、そして見るということは大事なんだなって思った。


 ドラゴンフライ鑑賞ポイント

ここに着いたころには、弱雨とか言えないほどの雨。雨。雨。
鑑賞する人間の方は、雨天決行でございます。果たしてパフォーマーのコウモリ達は飛ぶんだろうか?「せっかくマレーシアまで来たんだ、頼むから餌を求めて飛んでくれ!」なんて、祈りながら待っていた。途中、中国人がやらかすフェイクがウザいウザい。みんなかなり期待していたのか、その都度釣られて頭上を仰いでたw


そして、、


飛びました!!
おお~と様々な人種が歓声をあげた。全く知らない人と味わえる一体感良いですね。
と興奮も一瞬でコウモリの群れはすぐに切れてしまう。すぐに次の群れが出てきたら、ちょっと時間を置いて出てきたり、単発単発の繰り返し…
ドラゴンじゃなくてミミズフライでしたw


自分は途中で飽きてしまいベンチで寝っころがって終わるのを待ってましたw
晴だったらもっと楽しめたんだろうなぁ。こればっかりはしょうがない。

雨がしこたま降る中、車のある駐車場まで本気のウォーキングで駆け抜けて青春。
帰りは直線でノンストップだったてのもあるけど30分で帰れたw
雨のジャングルを歩くという貴重な体験をしたとポジティブ変換。トトロがさしてるような
デカイ葉っぱが生えてるので、それを持ったら絵になるなとか考えてた。本気で歩きすぎて、中盤から自分ひとりになってしまってけっこう心細かった。

ホテルについて冷えた身体を温めようとシャワーの準備をして、服を脱いたら
パンツにが付いてた…
パンツにが付いてた…
ハサミムシみたいな全長4cmぐらいの虫!!!

人間驚きすぎると声が出ないもんなんですね…虫を払いのけてからやっと奇声を発することができたww

鳥肌全開…この地球に生まれてきてこれほど鳥肌ったことはないんじゃないかってぐらいの鳥肌。

ちょっと落ち着いてから、ティッシュで包んで外に投げ捨てました。
そして、もっと落ち着いてから激しく後悔…なんで写真を撮らなかったんだ…!
 
いつからズボンとパンツの間のぬくぬくスポットに入ったんだろうと記憶を辿っていたら
ディアケイブの最深部の暗闇で右足にチクッという感触を感じたのを思い出した。
気のせいだと思っていたけど、どうやらその時に入り込んだっぽい。
そこから経つこと1,2時間…
そんなに長い時間、服の中で飼っていたと思うと……
半年経った今でも鳥肌が立ちます。ゾワーッと。

気をとりなおして夕食へ
昼から目をつけていたRAMI-RAMI NITEを見ます。
見逃すなよ!なんて言われたら素直な僕達は従っちゃいます。





バイキング形式。特段美味しいものは無かった気がするw
強いてあげると、中にあんこが入った餃子みたいのが美味かったような…記憶が薄れてます。

飯食ってる間、劇のスタッフが入り口付近でずっとウダウダ待機してるのが気になった。
丸見えだからどうしても目に付くw


丸見え状態から30分ぐらい経過したのち、満を持して
 RAMI-RAMI NITE スタート
と、まあ写真のみでお送りしました。
ふーん、昔の部族はこんな格好をして狩りをして暮らしてたのかという感想です。

その後、観客参加型のゲームが催された。
「1,2,1」「1,2,1」 「1,2,2,1」「1,2,1」と掛け声に合わせて木の棒に挟まれないようにリズムカルに隣に移動して行くというゲーム。これがけっこう難しくて面白かった。
ノリノリでプレイしましたw
その後、吹き矢体験。
本物を使って風船の的を射らせてもらいました。これは初心者用のショートボウ。
プロは長い得物を使います。

マレーシアで一番美味いアイス
1,2日目終了。次の日はボートに乗って別の洞窟観光。
なんだか懐かしくなって、最初からとばして記事書いてしまった…長文乙であります。

疲れたので、3日目以降は写真メインで綴ろうと思うw

いつ書くか分かりませんが。
Posted by Picasa

2 件のコメント:

  1. マレーシアおもしれぇぇぇ。
    行ってみたい!!

    ってかシンノスケさんなんでマレーシアで裸になって狩りしているの?

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    1. 自然を楽しむならクアラルンプールじゃなくて
      ボルネオ島お薦めです。人もスれてなくて優しくてくつろげます。
      あれ、バレました?吹き矢の腕を見込まれまして…

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